近いうちに置き換えが予想される大阪シティバス200番台ナンバーの車をまとめてみました。
現存する車はいずれも2001年式となっています。



いすゞエルガtype-B 

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11-0228、11-0229号車の2台のみ導入された大阪シティバス最古参の車両です。デビュー当初は古市営業所(廃止)に配属され、現在は住之江営業所に所属されています。
※2019年春の新車置換後は酉島営業所に異動し、教習車として活躍していましたが、2021年春に完全退役しました。

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11-0228号車(左)と11-0229号車(右)では車両後部「ノンステップバス」表記の文字間隔が異なっているのが特徴です。これの部分だけで容易に見分けることができます。

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車内はtype-Bの特徴であるフルフラット構造(車内後部に段差が無い)かつデッドスペースが多いため、他の車と比べて着席定員が少なめとなっています。

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イレギュラーで73号系統に入った11-0228号車。

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基本的に平日ラッシュ時のみの稼働で、主に短距離路線(例:89系統)平日運行路線(例:25・17系統)で使用されています。


日野レインボーHR 

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大阪シティバス少数派である日野レインボーHR。2001年と2004年の2回に渡って導入されました。
2001年式は2018年9月現在、中津営業所に1台(31-0271)、井高野営業所に2両(31-0272・31-273)の計3台が所属しています。この現時点では全車現役で活躍していました。

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酉島時代の31-0272号車。2018年8月から井高野営業所に転属しました。2001年式の特徴として側面の巻き込み防止カバーが面積が大きいことが挙げられます。

例)31-0272号車転属歴
[古市→中津→井高野→住吉→中津→酉島→井高野]
こんなに転属する車種は珍しいのではないでしょうか?

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内装は基本的に2004年式と同じですが、2001年式の特徴として最前左部の座席(いわゆるオタ席)が設置されていません。これは同年式であるエルガtype-BやふそうミディMJも同じです。


三菱ふそうエアロミディMJ 

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3台導入された三菱ふそうエアロミディMJ。デビュー当初は東成営業所(廃止)に配属され、主に12号系統(あべの橋~布施三ノ瀬)で運行されました。ノンステップエリアを広く確保するため後ろにずれた中扉が印象的です。

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後輪巻き込み防止カバーは大型のものを採用。

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1990年代から2000年代初頭まで積極的に採用された左右対面のシート配置。

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こちらも同じく前方左席の無い仕様。大阪市が導入した初期ノンステップの特徴の一つで、荷物置きスペースとなっています。

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その後、港営業所に転属されましたが営業所廃止に伴い、全車酉島営業所に転属し現在に至ります。

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2006年式と2001年式との並び。主に52号系統や84号系統等などの中型向け路線で運行されています。

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後部が大きく盛り上がったパッケージクーラー。


共通事項
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前面上両側に貼られた車椅子ステッカー。以前は黎明期ノンステップ車で日常的に見られましたが、現在では200代ナンバー車のみのスタイルです。

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エルガtype-Bの2台に提出された「バスまつり」クバスマスク。イベントは中止となり、この車の最後の花道は実現しませんでした。中止当日は大阪駅前まで回送扱いで走行し話題となりました。

※2021/12/1一部写真の追加、除籍等追記を行いました。
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